毎年8月中旬になるとやってくるペルセウス座流星群。133年周期で太陽を一周するスイフト・タットル彗星(109P/Swift-Tuttle)が母天体で、最後に太陽系にやってきたのは1992年。今はすでに海王星を超えて太陽系のはるか彼方にあるが、いまだに毎年夏に流星群として楽しませてくれている。
ということで、今年もすでにペウセウス座流星群は7月17日に始まっている。ピークは8月12日から13日。その後8月24日ごろに終了する。
カナダ宇宙局によると、「ピーク時には、真夜中以降の最も暗くなる時間帯で1時間に50から80の流れ星が見られる。月が沈んでから夜明けまでが最も多く見られる時間帯」という。
流星群を見るポイントは、なるべく都市の明かりがない暗い場所を選んで見ること。
今年は12日、13日が金曜、土曜と週末にかかるため、夜更かししても翌朝の心配がないという絶好の日程だが、残念?!なことに8月11日が満月と空が最も明るく照らされる。
方角は北西で、ペルセウス座あたりからシャワー状に流れ星が降ってくるという。
週末まで待てないという人は、満月となる前の今の時期からでも十分楽しめるとのこと。30年前に通過した彗星がもたらす夏の天体ショー。今年のバンクーバーは絶好の流星日和となりそうだ。
注意:カナダ宇宙局の「月が沈んでから夜明けまでが最も多く見られる時間帯」については、実際には夜明け前まで満月が出ているため、深夜から満月が明るく空を照らし始めるまでがねらい目となりそうだ。
合わせて読みたい関連記事