麵屋一燈の北米1号店、プレオープンイベントをリポート

 ラーメン好きに人気の高い、麵屋一燈(めんや いっとう)が、3月16日、バンクーバーのロブソンストリートにオープンした。同店は先だって地元のレストラン関係者、メディア、インスタグラマーなどを招待。メディア向けイベントにバンクーバー新報も参加したので、招待客の反応も交えてリポートする。

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 麵屋一燈(めんや いっとう)バンクーバー店は、ランチが午前11時30分から、ディナーは午後5時から。ともに30食限定で売り切れると終了する。予約は受け付けていない。

 スープを取るガラを通常の3倍使用することで、旨みと深みがある味を楽しめるという。メニューはつけ麺と、淡麗系のゆず(塩・しょうゆ)ラーメン、濃厚魚介ラーメンの3種類。13.50ドルからで、3種類ともトッピングとして、クラシック、チャーシュー、デラックスを用意している。

人気のつけ麺(左)と柚子ラーメン(右)©The Vancouver Shinpo 
人気のつけ麺・デラックス(左)とゆずラーメン・クラシック(右)。トッピングたっぷりがデラックス。©The Vancouver Shinpo 

 また、北海道に拠点を置く茶葉専門店ルピシアのフレーバーティー、「ピーチウーロン(白桃烏龍)」と「ローズロイヤル(ロゼ ロワイヤル)」も楽しめる。ピーチウーロンは白桃の香りが華やかなウーロン茶で、ローズロイヤルはスパークリングワインとイチゴの甘い香りが、さわやかで上品な紅茶。

 招待客の一人、ローレルさんは「私はピーチティーが好きなので、ピーチウーロンが気に入りました」とニッコリ。一緒に訪れたレイチェルさんは「私はローズロイヤル! イチゴの香りがステキです。ラーメンの店でおいしいお茶に出会えるとは思わなかったので、うれしい驚きでした」と語った。

木材をふんだんに使った内装で、落ち着いた雰囲気。©The Vancouver Shinpo 
木材をふんだんに使った内装で、落ち着いた雰囲気。北海道に拠点を置く茶葉専門店、ルピシアのお茶を楽しめる。©The Vancouver Shinpo 

創業者の坂本さんが、北米1号店の開店準備にバンクーバーへ

 麵屋一燈は東新小岩など東京に3店、千葉、沖縄に1店ずつ、台北(台湾)、バンコク(タイ)にも店舗を持つ。店で手作りする麺も、7種類の小麦粉を混ぜるというこだわりようで、グルメサイト「食べログ」をはじめ、数々のラーメンランキングで常に上位に選ばれる人気店だ。

 日清食品やLAWSONとのコラボでカップ麺も販売しているため、名前を知っている人も多い。バンクーバー店は北米1号店となる。

 オープンに合わせて、創業者の坂本幸彦さんが1月に来加。カナダにある材料で、できるだけ日本の味と同じものにするため、試行錯誤を重ねてきた。

 たとえば味付け卵。カナダの卵は黄身の色が薄いため、一般的な卵よりも高価なオメガ3卵を使用している。バンクーバー店の調理器具で何度も繰り返して作り、日本の店と同じ固さに仕上げた。

3月16日に麵屋一燈がオープンする。Photo by Rich Wong/Menya Itto Canada
3月16日にオープンした麵屋一燈。Photo by Rich Wong/Menya Itto Canada
創業者の坂本幸彦さん。Photo by Rich Wong/Menya Itto Canada
創業者の坂本幸彦さん。Photo by Rich Wong/Menya Itto Canada

オープン前に地元のレストラン関係者、メディア、インスタグラマーなどを招待

目の前でバーナーでチーズを溶かしてくれる。©The Vancouver Shinpo

 オープン前には地元のレストラン関係者、メディア、インスタグラマーなどを招待して、バンクーバーの人の味覚に合うかも確認した。「バンクーバーでもラーメンは人気ですが、つけ麺を出す店は少ないです。そのため、食べ方の説明をイラストと英語と日本語の文章で用意しました」という。

 つけ麺は初めてだったというローレンさんは「私はどちらかというとラーメンよりうどん派なのですが、つけ麺の麺はうどんのように太麺で、モチモチした歯ごたえがあっておいしかったです」と満足気だった。

 「つけ麺は冷水でしっかりしめた麺と熱いスープを楽しんでいただくのですが、バンクーバ―のお客様には麺が温かくないとおっしゃられる方がいらっしゃったので、着地点を考える予定です」とスタッフの女性は説明した。

 イベントでは季節限定メニューとして検討中という、ロブスターつけ麺の試食もあった。ロブスターを使った、濃厚なスープだが重くはない。麺を食べ終わると、残ったスープにご飯とチーズを加えたリゾットで仕上げ。ローレンさんは「目の前でバーナーでチーズを溶かしてくれるのでワクワクしました」と目を輝かせた。

ラーメンの味だけでなく、スタイリッシュな内装も魅力

 バンクーバー店は32席。木材をふんだんに使った内装で、落ち着いた、柔らかい雰囲気になっている。

 入り口近くには、ニュージーランドから輸入した1本の木から作ったという大きなテーブル、その中心にはホンモノの木を使った松の木のオブジェを配した。スタイリッシュな内装で、女性客が一人でも入りやすい雰囲気になっている。

日本の味をカナダで実現するために、1月から来加している創業者の坂本幸彦さんとスタッフの皆さん。©The Vancouver Shinpo

麵屋一燈
1479 Robson Street, Vancouver
www.menya-itto-canada.com
Instagram: @menyaittoca
Phone: 604-568-6898
ランチは午前11時30分、ディナーは午後5時から。

(取材 西川桂子)

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