ケベック州から日本への帰国者・入国者は宿泊施設での待機不要に

 新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大が続き、日本政府は水際対策措置を強化しているが、ケベック州からの日本への帰国・入国者は、検疫所の宿泊施設での待機を求めないと、厚生労働省・検疫所が21日に明らかにした。

 ケベック州からの帰国・入国者の待機が不要となったのは、12月22日午前0時以降から。

 カナダで最初にオミクロン株への感染が確認されたオンタリオ州は、日本時間11月30日より、入国後、検疫所が確保する宿泊施設で3日間待機することになった。そのほか、現在、アルバータ州、ブリティッシュ・コロンビア州、ニューブランズウィック州、ノバスコシア州からの入国者・帰国者も3日間の待機が必要となっている。

 そのほかの21日付け追加措置では、3日間待機が6日間待機となったのがフランス、新たに3日間待機となったのが、エジプト、ハンガリー、一方、待期期間が6日間から3日間と短くなったのがイスラエル、オーストラリア(ニューサウスウェールズ州、北部準州)。

 これにより24日午前0時以降、検疫所の宿泊施設での10日間待機は、アンゴラ、エスワティニ、コンゴ、ザンビア、ジンバブエ、ナミビア、ボツワナ、マラウイ、南アフリカ共和国、モザンビーク、レソトの11ヵ国からの帰国者・入国者。

・6日間待機は、イタリア、イギリス、オランダ、韓国、スウェーデン、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、フランス、アメリカ(イリノイ州、ニューヨーク州、ハワイ州、マサチューセッツ州)、ポルトガル。

・3日間待機はアイスランド、アイルランド、アルゼンチン、イスラエル、インド(カルナータカ州、ケララ州、マハーラーシュトラ州、ラジャスタン州)、エクアドル、エジプト、エストニア、オーストラリア(クイーンズランド州、首都特別地域、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、北部準州)、オーストリア、ガーナ、カナダ(アルバータ州、オンタリオ州、ニューブランズウィック州、ノバスコシア州、ブリティッシュ・コロンビア州)、キプロス、ギリシャ、クロアチア、ケニア、ジョージア、スイス、スペイン、スロバキア、スロベニア、タンザニア、チェコ、チリ、トリニダード・トバゴ、ナイジェリア、パキスタン、ハンガリー、フィンランド、ブラジル(サンパウロ州)、仏領レユニオン島、アメリカ全土(6日待機のイリノイ州、ニューヨーク州、ハワイ州、マサチューセッツ州を除く)、ペルー、ベルギー、ポーランド、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、レバノン、ロシア全土。