ハロウィンの夜、被害は45万ドル

 新型コロナウイルス感染が拡大する中で迎えた今年のハロウィン。ブリティッシュ・コロンビア(BC)州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士はパーティを自粛するよう呼びかけたが、街のあちらこちらで花火が上がった。

 バンクーバー市消防局が1日に発表したところによると、消防局への通報数は10月31日夜を含めた24時間内で295件もあったという。

 同消防局アシスタントチーフのケニー・ジェミル氏は、通常より30パーセント多い件数とメディアに語った。ハロウィンはいつも通報が多く、花火が理由と説明した。

 295件の通報のうち、火事は38件。その多くは花火が原因とジェミル氏。被害額は約45万ドルにもなると試算されている。火事の規模は大小さまざまで、高級車の窓から花火が入ったり、生垣となっている木に燃え移ったり、ゴミ箱が燃えたケースもあるという。

 特に今年は、バンクーバー市で花火の所有・販売が11月1日午前零時から違法となったため、今年のハロウィンが花火の使用納めとばかりに使ったのではないかと説明した。

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