カナダ食品検査庁(CFIA)は7月18日、カナダ国内で販売されているサラミとカチャトーラ製品の追加リコールを発表した。
CFIAは複数のブランドでサラミとカチャトーラ製品がサルモネラ菌に汚染されている可能性があるとしてリコール対象とする発表した。当初は、アルバータ州、マニトバ州、オンタリオ州、ケベック州で販売されている製品を対象としていたが、新たに、ブリティッシュ・コロンビア州とサスカチュワン州を追加した。
リコールとなったのは、Bona、 Rea、Cosmo’s Smoked Meats、Imperial Meatsなどのブランドで67種類。スーパーで販売されているほか、レストランやカフェなどでも使用されている。
サルモネラ菌に汚染された食品を食べた場合、発熱、頭痛、嘔吐、吐き気、腹痛、下痢などの症状が出るほか、重度の関節炎などの合併症を引き起こす可能性もあるという。特に子ども、妊婦、高齢者、免疫力の低下した人は、命に関わる感染症にかかる可能性があると注意を促している。
サルモネラ菌に汚染された食品は、見た目やにおいで腐っているとは分からないことがあるため、対象となっている製品を購入している場合は、食したり提供したりせずに、廃棄するか、購入店に返品するようCFIAが呼び掛けている。
リコール対象商品はCFIAサイトから確認できる。https://recalls-rappels.canada.ca/en/alert-recall/various-brands-salami-and-cacciatore-recalled-due-salmonella

(記事 北野大地)
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