バンクーバー市長、市議への虚偽発言で謝罪

 バンクーバー市ケン・シム市長とレニー・ジョウ市議は「野党市議が違法薬物を配布した」という根拠のない発言をしたことについて謝罪した。

 市長と同じABCバンクーバー党所属のジョウ市議は、中国語系SNS(WeChat)に投稿した動画で、野党市議について「薬物使用者」で「薬物を配布している」と発言していた。野党4市議は記者会見でこの発言を全面的に否定。ジョウ市議は2月24日に「誤った情報に基づいた発言」だったと謝罪した。

 この件についてシム市長はジョウ市議を擁護し謝罪したことを称賛していたが、その後シム市長自身が似たような発言をしていたことが明らかになった。

 シム市長は2月6日、CityNews/OMNIの動画で、COPE党所属ショーン・オア市議がクリスマスに路上の人々に違法薬物を配っていたと発言していた。オア市議はこの疑惑を否定した。シム市長は2月27日、「昨日オア市議と話をし、私の発言について謝罪した」と報道陣に説明した。しかし、オア市議についての偽情報源については言及しなかった。

 オア市議はCBCの番組で、これまでに違法薬物を無料配布したことなど一度もないと説明、市長の発言はばかげていて名誉毀損に当たると話した。

 バンクーバー市は現在シム市長と市議10人のうち6人がABCバンクーバー党で過半数超を占める。野党は、COPE党オア市議のほか、ワンシティ・バンクーバー党ルーシー・マロニー市議、バンクーバーグリーン党ピート・フライ市議、無所属レベッカ・ブライ市議の4人となっている。

(記事 高城玲)

合わせて読みたい関連記事