ブリティッシュ・コロンビア(BC)州ジョジー・オズボーン保健大臣は1月14日の記者会見で、3年間実施したパイロットプロジェクト「薬物非犯罪化プロジェクト」が1月31日で終了すると発表した。
2023年1月31日に開始した同プロジェクトは少量の違法薬物所持を非犯罪化するもの。法的に実施するため、州政府は連邦政府カナダ保健省と協定を結び、特例措置として特定の場所で、18歳以上が個人的に使用する場合に、コカイン、メタンフェタミン、MDMA、オピオイド(ヘロイン、フェンタニル、モルヒネを含む)最大2.5グラムの所持が許可されている。許可は今年1月31日に有効期限が切れるが、州政府は再申請しないと決定したためプロジェクトが終了する。
プロジェクトは、2016年の「公衆衛生上の緊急事態宣言」以来、数千人の命を奪ってきたBC州の「有毒薬物危機」への対応策で、治療を促し、刑事訴追への不安を和らげることを目的としていた。
しかし、記者会見でオズボーン大臣は「このプロジェクトには多くの努力と善意が込められていたが、期待していた結果をもたらすことはできなかった」と説明、今後の更新はしないと述べた。プロジェクトには「行き過ぎている」「十分ではない」という双方の意見が出ていた。
オズボーン大臣は「(薬物問題への)取り組みが終わるという意味ではない」ことを強調、州政府は今後も過剰摂取防止サイトを通じて、予防、治療、回復を促進するとしている。
(記事 高城玲)
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