高丘選手、バンクーバー・ホワイトキャップスと再契約

試合後にファンと一緒に喜ぶ選手たち、高丘も笑顔を見せる。FCダラス戦。2025年10月26日、BCプレース。Photo by Saito Koichi/Japan Canada Today
試合後にファンと一緒に喜ぶ選手たち、高丘も笑顔を見せる。FCダラス戦。2025年10月26日、BCプレース。Photo by Saito Koichi/Japan Canada Today

 MLSバンクーバー・ホワイトキャップスFCは12月18日、GK髙丘陽平(29)選手との契約延長を発表した。スポーティングディレクターのアクセル・シュスター氏は「ヨウヘイは加入以来クラブの中心的存在となり、リーグ屈指のゴールキーパーであることを証明してきた。ピッチ内外で模範的なプロフェッショナルであり、再び彼を迎えられることをうれしく思う」と声明で語った。

 髙丘選手は2023年にJリーグの横浜F・マリノスから加入。以降、通算129試合に先発し、MLSに昇格して以降ではクラブ2位となる35クリーンシートを記録。2025年シーズンは45試合に先発出場し、クラブ新記録となる16クリーンシートを達成。レギュラーシーズンではリーグタイの18勝、うちリーグ最多の13クリーンシートの活躍を見せた。今季は日本人としてMLSオールスターに初選出され、年間最優秀GK賞のファイナリストにも名を連ねた。

 本人もクラブを通して「クラブからの愛とサポートを感じてきた。最高のシーズンはまだこれから。来年はすべてのタイトルを勝ち取りたい」と意欲を語っている。 

 2025年シーズンのホワイトキャップスは西カンファレンスで初優勝を果たし、MLSカップ決勝に進出。インテル・マイアミに敗れたものの、MLSに昇格して以降では最高のシーズンとなった。高丘選手はMLSレギュラーシーズンとプレーオフの全試合で先発出場し、守護神として活躍した。

 2026年にはFIFAワールドカップ北中米大会が6月から7月にかけて開催される。バンクーバー市も開催都市として全7試合が予定されている。高丘選手が日本代表に召集されるかにも注目が集まる。

 ホワイトキャップスとの契約は2027年6月まで。

 MLSは2027年からレギュラーシーズンの開催時期を現在の春開幕からヨーロッパに合わせる夏開催へと移行する。そのため、2027年シーズンは2月から5月までに短縮される。

(記事 三島直美)

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