
ブリティッシュ・コロンビア州政府は12月8日、バンクーバー市郊外のサレー市とニューウエストミンスター市を結ぶパトロー橋の代替橋がクリスマスイブに一部開通する予定だと発表した。
新しい橋は先住民のクワントレン族とマスクリアム族によって stal̕əw̓asəm Bridge(ストールオーサム橋) と名付けられた。「川を眺められる場所」という意味で、英語名はRiverview Bridgeとなる。新しい橋は中央分離帯で隔てられた広い車線に加え、両方向に歩行者・自転車用の通路を備える。
マイク・ファーンワース運輸・交通大臣によると、ストールオーサム橋は段階的に開通し、第1段階としてコロンビア・ストリートにつながる北行き車線が開通。「目標は12月24日、サンタクロースの到着に間に合うように」と冗談を言う場面も。全ての車線は2026年2月までに開通する見込みだが、1月下旬にはパトロー橋とストールオーサム橋の両方が1週間、閉鎖されるという。
4車線全てが開通すると、サレー側のキングジョージ・ブールバードとニューウエストミンスター側のマクブライド・ブールバードに接続するようになる。またコロンビア・ストリートへの出口もオープンする。
ただしストールオーサム橋の一部工事はパトロー橋の撤去が終わるまで完了しないことから、さらなる混雑が発生する可能性もあるという。パトロー橋解体には2年かかる見込み。
(記事 高城玲)
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