メトロバンクーバー・サレー市のスカイトレイン駅周辺で、10月6日午後、発砲事件が発生した。白昼の街中での事件に現場は一時騒然となったという。
事件が起きたのはゲートウェイ駅付近で、午後3時過ぎに男が発砲しているのを近くにいたサレー市警察(SPS)の警察官が確認した。男はその場から逃走したが、すぐにコミュニティ警察署前で発見された。そこでもさらに発砲があったという。
警察はローワー・メインランド統合緊急対応チームや警察犬の協力により男を拘束。けが人はいなかった。
その後、男が警察署内に残したバッグを捜査するためRCMP(カナダ連邦警察)の爆発物処理班が出動し、警察署は一時閉鎖された。バッグの中に不審物は入っていなかったという。
7日にSPSは、男を銃器の不法所持、無謀な発砲など5件の罪で起訴したと発表した。容疑者はホセ・ディグノ・ロドリゲス・センテノ(34歳)で、10月10日に出廷が予定されている。事件当日、リンジー・ハウティン巡査部長は報道陣に対し、現在、精神状態などセンテノ容疑者の経歴について調べていること、同容疑者は警察が以前から把握している人物だが最近の事件記録はないことを明らかにしていた。犯行動機や目的は分かっていない。
サレー市では発砲事件が相次いでいる。6日には他にも3件の発砲事件があった。1件目はキングジョージ・ブールバール2100番にあるインド料理店「Ustaad G76」で、2件目は同チェーンのニュートン店が銃撃を受けた。この2件について警察はエクストーションと見ている。3件目はホーリー地区の141番ストリートにある民家に発砲があったが、けが人はいなかったという。
(記事 高城玲)
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