BC州内陸部のハイウェイ、山火事でホープ・メリット間が閉鎖

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州内陸部のコカハラ・ハイウェイが9月3日午後、山火事の影響を受けて一部閉鎖された。

 通行止めとなったのはホープとメリット間。4日午前の時点で依然として両方向とも閉鎖されている。DriveBCは、迂回路としてハイウェイ1号線または3号線を利用するよう呼び掛けている。再開時期については発表されていない。

 BC Wildfire Service(BCWS)によると、閉鎖の原因となったのはマイン・クリーク火災。ホープの北東約44キロ地点で発生し、4日午前時点で1,900ヘクタールに拡大、「制御不能」に分類されている。

 この火災が最初に確認されたのは9月1日で落雷が原因とみられている。3日夕方までに複数の地域行政区が避難勧告を発令した。BCWSは、地域の重要なインフラを守るために建造物防護部隊を配備し、空中消火機やヘリコプターで消火活動を行っているという。

 ハイウェイ封鎖は夏の終わりの記録的な高温と多数の落雷によって州内の山火事が急増している中で行われた。州政府のラヴィ・パーマー森林大臣は9月3日に「州内の山火事リスクはまだ去っていない」と警告。直近の天気予報では引き続き山火事状況は厳しいものになるだろうとし、山火事防止に努めるとともに、いざというときに備えるよう州民に呼び掛けた。

(記事 高城玲)

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