ブリティッシュ・コロンビア州メトロバンクーバーの主要公共交通機関スカイトレインの新車両が7月10日にバンクーバー市チャイナタウン・スタジアム駅で披露された。
今回導入された次世代型車両「Mark V(マーク5)」はこれまでの車両よりも乗客を25%も多く運べるという。
5両編成でエキスポとミレニアムラインで運行するほか、今後開通が予定されているブロードウェイサブウェイとサレー・ラングレースカイトレイン・プロジェクトの路線にも対応する。
スカイトレインを管理運営するトランスリンク社はこれまでで最大発注数となる235両(47本)を購入したと発表、2029年までに順次導入される。
マーク5を手掛けたのはフランスの大手鉄道車両メーカー「アルストム」。カナダの輸送機器メーカー、ボンバルディア(ケベック州)の鉄道車両部門だった旧ボンバルディア・トランスポーテーションを2021年に買収した。トランスリンクによるとマーク5はケベック州ラ・ポカティエールにあるアルストム社の工場で製造され、試運転はオンタリオ州キングストン、陸路でバンクーバーまで運ばれたと「メイド・イン・カナダ」を強調した。
(記事 北野大地)
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