アートで日加交流「都市と文化を見つめるTOKAS とケベック州との交流記念展」東京で開催

ジャン=マキシム・デュフレーヌ&ヴィルジニー・ラガニエール《フクロウ》写真 90 x 60 cm 2019。写真提供:トーキョーアーツアンドスペース
ジャン=マキシム・デュフレーヌ&ヴィルジニー・ラガニエール《フクロウ》写真 90 x 60 cm 2019。写真提供:トーキョーアーツアンドスペース

 トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)で、都市と文化を見つめるTOKAS とケベック州との交流記念展「TOKAS Project Vol. 6 『凪ぎ、揺らぎ、』」が開催されている。

 ケベック州政府在日事務所設立50周年と、TOKASとケベック州との本格的な交流5周年を記念したこのイベントでは、ケベック州拠点のアーティスト3組、モントリオールのセンター・クラークで滞在制作したアーティスト1人の作品を展示している。

 トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)は、2001年に開館、「海外のアーティスト、キュレーター、アートセンターや文化機関などと協働して展覧会や関連プログラムを実施してきた」という。2018年からは「国際的な交流を促進し、多文化的な視点を通じて、アートや社会など、さまざまなテーマについて思考する」TOKAS Projectを開始。ケベック州とのコラボによる同展は、TOKAS Project第6回となる。

 TOKASは2015年から毎年ケベックを拠点とするアーティストを受け入れている。2017年には正式に協定を結び、二国間交流事業プログラムを提携しているモントリオールのセンター・クラークへ1年に1組ずつ派遣し、相互にアーティストの派遣を行っている。

 「凪ぎ、揺らぎ、」に参加するのは、2017年から2019年にかけてTOKASのレジデンス・プログラムに参加した、ジャン=マキシム・デュフレーヌ&ヴィルジニー・ラガニエール氏、ミシェル・ウノー氏、ジェン・ライマー&マックス・スタイン氏と、2022年にケベックへ派遣され滞在制作を行った國分郁子氏。都市の移り変わりと、それに伴う文化や環境への順応を見つめた各作品を展示している。

「TOKAS Project Vol. 6 『凪ぎ、揺らぎ、』」

期間:2023年10月7日(土)~ 11月12日(日)
会場:トーキョーアーツアンドスペース本郷(東京都文京区本郷2-4-16)
開館時間:11:00 – 19:00(最終入場は30分前まで)
休館日:月曜日(10月9日は開館)、10月10日(火)
入場料:無料
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 トーキョーアーツアンドスペース
協力:ケベック州政府在日事務所、ケベック・アーツカウンシル、センター・クラーク
ウェブサイトhttps://www.tokyoartsandspace.jp/

ジェン・ライマー&マックス・スタイン《荒川―東墨田》サウンド・インスタレーション 2019。写真提供:トーキョーアーツアンドスペース
ジェン・ライマー&マックス・スタイン《荒川―東墨田》サウンド・インスタレーション 2019。写真提供:トーキョーアーツアンドスペース

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