BC州政府職員や介護施設のビジターにワクチン接種義務化

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州で、州政府職員に対する新型コロナウイルスワクチン接種完了が11月22日から義務化される。10月5日に州政府が発表した。

 義務化実施までに約3万人の州政府職員はBCワクチンカードを用いて、ワクチン接種を完了していることを証明するよう求められる。何らかの理由でワクチン接種を受けることができない職員への対応は11月上旬に発表を予定している。

 さらに長期介護施設や介護付き住宅(Assisted Living)を訪れる人についても、10月12日からコロナワクチン接種完了が必要になると発表した。12日以降は接種が終わっていない人は施設を訪れることはできない。

 これに先立って、BC州では介護施設で勤務するスタッフのワクチン義務化を10月12日から行うことを8月12日に発表していた。

 救急をはじめとするAcute Careにおいては、10月26日から施設に入る際にワクチンカードで接種を完了していることの証明を提示する。

 カナダ連邦政府も政府機関に勤める職員について、10月29日までにワクチン接種状況を確認するとジャスティン・トルドー首相が10月6日の会見で発表している。同日までに接種が完了していない職員や、接種状況を明らかにしない職員は、早ければ11月15日から無給での休職となる予定。