BC州ワクチン接種、12歳以上も可能に

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州保健省は新型コロナワクチン接種について、12歳から17歳(2009年以前生まれ)も可能になったと発表した。

 登録方法は18歳以上と同様で、ウェブサイトや電話でできる。ただパーソナルヘルスナンバーを持たない場合は、電話で登録するようBC州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士が会見で呼びかけた。子どもが一人で接種を受ける場合でも、法律により親の承諾は必要ないという。

 また、子どもの家族がワクチンを接種する場合には、子どもの予約がなくても家族と一緒に受けることができる。その場合は、身分証明書を持参し、会場で登録する。ヘンリー博士は家族単位で複数が一緒に接種できることに「ファミリーフレンドリー」を強調した。

 学校での接種については、現時点で実施する予定がないと否定。各保健局はワクチン接種と濃厚接触者追跡の両方を担っており、さらにすべての学校にワクチン接種要員を派遣するのは現時点では不可能と説明した。

 12歳から17歳への接種はファイザー製となる。カナダ保健省は現時点では、12歳から15歳までの接種にファイザー製のみを承認している。

12歳から17歳のワクチン接種について

・対象者は、自分で登録してワクチンを接種するか、親や保護者、信頼できる大人の助けを受けることもできる。

・乳幼児法(Infants Act)では、子どもがワクチン接種などの医療行為を受ける際に、成熟した未成年者として自分で同意することができる。

・親、保護者、信頼できる大人が、子どもの登録時に自身の連絡先を提供することができる。また、ワクチンの予約接種に同行させることも可能。

・ほとんどは予防接種クリニックでワクチンを受けるが、小さなコミュニティでは、他の環境でワクチンを接種することがある。

・小さなコミュニティや遠隔地では、地域全体の接種として子どもも含めて接種する場合がある。

合わせて読みたい関連記事