ブリティッシュ・コロンビア(BC)州に続き、アルバータ州でも「年2回の時刻変更」が不必要になる可能性が高まった。アルバータ州政府は4月23日、夏季の「マウンテン・デイライト・タイム(山岳夏時間)」を通年で採用し、恒久的な「アルバータ時間」を創設する法案を提出した。可決されれば、冬季の「マウンテン・スタンダード・タイム(山岳標準時間)」への切り替えがなくなる。
政府は時刻変更廃止の利点の一つとして、近隣の州・準州との時間調整が簡単になる点を挙げている。西隣のBC州は3月に通年サマータイムへの移行を決定、ユーコン準州と同じタイムゾーンになった。また東隣のサスカチュワン州は1960年代から通年の標準時を採用している。アルバータ州と同じタイムゾーンにあるノースウエスト準州も同州に追随する方針だ。
通年サマータイム導入は、アルバータ州で長年論争の的となっていた。5年前に行われた州民投票では僅差で否決されている。
今回住民投票を行わなかった理由について州政府は、恒久的タイムゾーン採用を決定したBC州とサスカチュワン州に挟まれ、選択の余地がなかったこと、時間的余裕がなかったことを挙げた。
一方で一部の専門家は、人間の体には冬季の標準時のほうが適していると指摘している。スミス州首相は、まずは1年間、通年サマータイムを試したうえで判断すべきだと述べ、今後改めて住民投票を行う可能性も示した。
(記事 高城玲)
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